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実験水生生物の注文と分譲について

1、水生生物分譲の手続きの流れ

手続きの流れは以下の図の通りです。各手続きの詳細は2.を参照してください。



2. 実験水生生物の依頼方法

(1) 実験水生生物リストの閲覧 
実験水生生物リストより希望する生物の飼育条件や分譲条件をご確認ください。
(2) 依頼
●「実験水生生物分譲依頼書兼同意書」の作成
依頼者区分ごとに作成下さい。依頼者区分は別表の通りです。
●口数の制限について
同意事項(3)に則り、原則一口までの提供とさせて頂きます。
複数口を依頼の場合は、理由を明記の上、メールでご相談ください。
●事前見積を希望する場合
生物名・口数・研究目的・事前見積が必要な旨、明記の上、メールでご申請ください。
約10営業日以内に電子ファイルにて送付させていただきます。
●書類(見積・納品・請求書)の生物との同梱発送を希望する場合
原則、書類の発送は生物発送後とさせていただいておりますが、生物発送時に同梱を希望される場合は、「実験水生生物分譲依頼書兼同意書」の備考欄に記入してください。
●発送希望日の記入について
第3希望日までご記入ください。ただし、「依頼書兼同意書」の到着日から7営業日以降(書類同梱発送の場合は10営業日以降)の日付としてください。なお、第3希望までで都合がつかない場合は、両者協議の上、決定させていただきます。
※到着希望日とは異なります。ご留意ください。

別表

依頼者区分

一般
(営利組織、非営利組織)

国立環境研究所職員

共同研究者

区分定義

営利組織:民間企業等
非営利組織:教育機関、国公立の研究機関等

職員のほか、契約職員・客員研究員含む。

国立環境研究所職員と共同の研究課題において研究活動を行っている方。もしくは実験水生生物分譲担当研究者と、別途定める「共同研究契約」を締結している方。(共同研究契約について

有償無償の別

営利組織と非営利組織:有償(営利組織と非営利組織で価格が異なります。5.参照。)
教育目的:無償

無償

無償

作成文書

「別紙1-1 実験水生生物分譲依頼書兼同意書(一般用)」

「別紙1-2 実験水生生物分譲依頼書兼同意書(国立環境研究所職員用)」

「別紙1-3 実験水生生物分譲依頼書兼同意書(共同研究者用)」

教育目的とは、教育機関(大学除く)において授業で利用することを指します。

契約職員、客員研究員の方も含むが、依頼は職員からとし、「依頼書兼同意書」の責任者欄に必要事項を記入してください。

共同研究契約締結者は、口数の制限はございません。


各書類送付先および送付方法(お問い合わせ、ご相談なども下記メールアドレスにご送付ください)
送付先
  〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
  国立研究開発法人国立環境研究所 環境リスク・健康領域
  実験水生生物分譲担当
  電話:029-850-2361
  電子メール:aquacc@nies.go.jp
送付方法
「依頼書兼同意書」、「受領報告書」共に郵送または電子ファイルにて送付してください。
(3) 発送
●発送日の連絡
発送日は、依頼書兼同意書の到着後、通常3営業日程度でお知らせいたします。
●蓄熱材について
生物種および気候条件により、こちらの判断で温度変化が少ない蓄熱材(iP-TEC潜熱蓄熱材—24)を入れて発送する場合があります。また、依頼者の希望により蓄熱材を入れての発送も可能です。蓄熱材が同梱されていた場合はご返送をお願いします。
(4) 受領報告
●実験水生生物受領報告書の送付
実験水生生物を受け取った方は、受領後速やかに「別紙2 実験水生生物受領報告書」を送付してください(メールでも可)。
●再分譲について
輸送中の環境条件の変化などにより、受領時点で状態が悪い場合は、無償で再分譲を要求することができます。ただし、受領報告書提出以前であっても利用者の過失に対しての責任は負いかねますのでご了承ください。
送付先および送付方法 
(2)と同様。蓄熱材の返送先も同様です。
(5)   支払(※有償の場合のみ)
●書類(見積・納品・請求書)の発送
見積・納品・請求書は、分譲生物発送後、10営業日程度で別途郵送されます。事前発送が必要な場合は依頼時にご相談ください。((2)参照)
●支払方法
当所指定口座への銀行振込にてお支払いいただきます。振込手数料は支払者負担とさせていただきますので、予めご了承ください。

3. 分譲にあたっての同意事項

 国立研究開発法人国立環境研究所環境リスク・健康領域は、以下の事項に同意していただいた方に実験水生生物を分譲します。ただし,分譲は輸送の問題があり国内の利用者に限定します。

(1)   環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当から分譲された実験水生生物は、依頼者が分譲された個体を基に繁殖させて使用することを前提として、教育、試験・研究の目的でのみ使用できる。また、実験水生生物等の利用者(以下利用者)は使用の際に、分譲された実験水生生物は、地域生物群集に潜在的な危険性があることを認識し、その国、自治体、機関等の法令や規則を遵守しなければならない。
(2)   分譲を希望する場合は、利用者本人が分譲依頼書を提出すること。
(3)   実験水生生物等の分譲は原則、1依頼当たり1口とする。(止むを得ない理由がある場合には、複数口の分譲を認める場合がある。)
(4)   実験水生生物等に関する知的所有権等が、分譲によって利用者へ与えられるものではない。
(5)   利用者が分譲時に示した使用目的から大幅に異なる目的に使用する場合、利用者はその旨を環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当宛に書面で連絡しなくてはならない。
(6)   利用者は分譲された実験水生生物等を利用して、実験終了後、動物の愛護及び管理に関する法律に準じ、できる限り苦痛を与えない方法で殺処分しなければならず、第三者に分与または販売することはできない。
(7)   環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当から分譲された実験水生生物等を利用した成果を発表する場合、国立環境研究所水環境実験施設で継代飼育されている系統であることを明記すること。分譲された実験水生生物を教育の目的で活用した場合、その内容について報告書を作成し、環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当宛に送付すること。また論文発表した場合は別刷りまたはコピーを2部、学会発表をした場合は当該要旨を環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当宛に送付すること。
(8)   分譲された実験水生生物等の使用が第三者の知的所有権やその他の権利を侵害していた場合、利用者は利用者の責任によって対処しなければならない。
(9)  分譲された実験水生生物等が、欠点、不具合等を有している可能性があること、あるいは特定の目的に合致しているとは限らないことを認識し、分譲された実験水生生物等の利用によって損失が生じた場合は、利用者は、利用者自らの責任で処理しなくてはならない。
(10) 分譲申込者は、実験水生生物の到着時点の状態を確認し、ただちに受領報告書を環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当宛に提出しなくてはならない。輸送中の環境条件の変化などにより、受領時点で状態が悪い場合、分譲申込者は環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当に無償で再分譲を要求することができる。ただし、環境リスク・健康領域 実験水生生物分譲担当はその期間内であっても、利用者の過失に対しての責任は負わない。
(11) 利用者が本同意事項に違反したときは、本施設より分譲した実験水生生物等の利用および、以降の取引を停止することができる。

別紙1-1 実験水生生物分譲依頼書兼同意書(一般用)(PDF/Word

別紙1-2 実験水生生物分譲依頼書兼同意書(国立環境研究所職員用)(PDF/Word

別紙1-3 実験水生生物分譲依頼書兼同意書(共同研究者用)(PDF/Word

別紙2 実験水生生物受領報告書(PDF/Word

個人情報の保護について

5. 実験水生生物の価格

 各単位数量当たり、非営利組織(大学、国公立の研究機関等):11,000円(税込)、営利組織:22,000円(税込)となります。この他に発送料がかかります。生物を教育目的(※1)で使用する場合、無償で分譲に応じますが、送料はご負担ください。(着払での発送となります)

※ここでいう「教育目的」とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校での授業で用いる場合に限り、課外活動などは研究目的とみなし、有料となります。

 生物種 単位 分譲価格(税込)
営利組織 非営利組織
 ミジンコ類  20 個体 各 22,000 円
各 11,000 円
 その他の無脊椎動物  10 個体
 ユスリカ類(卵)  1 卵塊
 魚類  10 個体
 魚類(胚)ヒメダカのみ  50 個
水生植物 5 株

6. 成果物または報告書提出のお願い

 同意事項(7)にも記載しておりますが、ご利用後は成果物または報告書の提出をお願いいたします。教育目的でご利用の場合の報告書については特段の様式はございません。