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2022年9月13日

受賞のお知らせ ~
KIM Kyoungmin特別研究員、松橋 啓介室長、石河 正寛特別研究員、有賀 敏典主任研究員、CUI Wenzhu特別研究員が日本都市計画学会より年間優秀論文賞を受賞

概要

受賞者氏名: KIM Kyoungmin特別研究員、松橋 啓介室長、石河 正寛特別研究員、有賀 敏典主任研究員、CUI Wenzhu特別研究員
賞の名称:  年間優秀論文賞
授賞機関:  日本都市計画学会
受賞年月日: 2022年06月03日
受賞対象:  都道府県別⼈⼝変動に及ぼす年齢・時代・コーホート効果の分析, Journal of the City Planning Institute of Japan, 56 (3), 1282-1288, 2021

受賞者の写真

ひとこと

この度、日本都市計画学会の都市計画論文集に2021年に登載された論文「都道府県別人口変動に及ぼす年齢・時代・コーホート効果の分析」が、同学会の2021年年間優秀論文賞を受賞しました。本論文は、1980年から2015年までの8時点の国勢調査の都道府県別5歳階級別人口データを対象に、ベイズ型Age-Period-Cohort (APC) 分析を適用することで、都道府県ごとの人口変動要因を年齢・時代・コーホート効果に分離し、その特徴を類型化することで、国土変化の近年の状況を明らかにしたものです。具体的には、地方圏には旧世代が多く、人口減少と高齢化の課題が著しいことが共通する一方、その中でも年少人口が多い県と老年人口が多い県に分類できることが分かりました。また、三大都市圏の中では三重県、地方中枢都市の中では広島県が異なる特徴を示し、代わりにそれぞれ滋賀県と沖縄県が近い特徴を有することが分かりました。この成果が、地域固有の特徴を踏まえた国土・地域政策の立案に活用されることを期待しています。