- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 0812BY001
- 開始/終了年度
- 2008~2012年
- キーワード(日本語)
- 化学センサ,大気汚染,センサネットワーク
- キーワード(英語)
- cheimcal sensor, air pollution, sensor network
研究概要
大気汚染の深刻な都市域での汚染質は、局所的に偏在するとともに、時間的にも変動していることが知られている。
また、日常の活動パターンの多様化に伴い個人レベルでのリスク物質の暴露量の把握が困難となっている。
これらの課題に対処するためにセンサによる大気汚染測定技術の開発が必要である。
そこで、
1. ナノテクノロジー技術の成果を活用した環境汚染センサの研究・開発行う。
2. これらセンサ群とインターネット技術を融合し、個人レベルの環境汚染を把握できるセンシング・ネットワークシステムを開発する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
1) センサ素子の開発、及び試作 (20年度〜24年度):
1-1) BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)[ナノ孔素子] (20年度〜23年度);
1-2) 非メタン炭化水素(NMH)[固体化学センサ] (20年度〜24年度);
1-3) 揮発性有機物(VOC)[半導体] (20年度〜24年度);
1-4) Total VOC[PID素子](20年度〜21年度)
2) 複合センサの開発 (20年度〜24年度):
2-1) エアロゾル、NO2,O3,NMHセンサを実装した複合センサの試作((20年度〜23年度)
2-2) VOCセンサの試作(23年度〜24年度)
3) センサの実大気環境での試験運用(23年度〜24年度)
今年度の研究概要
全体計画に従って、主として大気中の有機化合物をターゲットとした大気環境センサ素子の開発を行う。
備考
NTT・丸尾容子, 九州大学・三浦則雄, 城西大学・尾崎裕, 北海道大学・村尾直人, 東洋大学・泉克幸
- 関連する研究課題
- 0 : 環境測定等に関する標準機関としての機能の強化