- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 1717BY013
- 開始/終了年度
- 2017~2017年
- キーワード(日本語)
- 適応,ベトナム,影響評価,気候変動
- キーワード(英語)
- adaptation,Vietnam,impact analyses,climate change
研究概要
「ベトナムにおいて科学的知見に基づいた気候変動適応研究を政策に反映させるシステムを構築するため、日越双方の科学的・政策的体制を提案すること」を最終目的とし、「日本及びベトナム国内における連携体制検討」、「ベトナムにおける気候変動適応への政府対応に関するレビュー・調査」、「ベトナムにおける気候変動影響を科学的に算出するための基礎的データの整備状況調査と収集」を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:
全体計画
本研究は、(1)日本及びベトナム国内における連携体制検討、(2)ベトナムにおける気候変動適応への政府対応に関するレビュー・調査、(3)ベトナムにおける気候変動影響を科学的に算出するための基礎的データの整備状況調査と収集、によって構成される。
今年度の研究概要
「日本及びベトナム国内における連携体制検討」に関しては、環境省、関連省庁、JICA、研究教育機関等におけるベトナムの気象や環境に関する研究者や実務者との連携体制を検討・構築すると同時に、ベトナム側では気候変動適応関連の統括を担当する天然資源環境省(MONRE)を始め関係省庁・部局、教育研究機関、ベトナム国家大学ハノイ校付属日越大学等関係先とのネットワークを構築する。特に国立環境研究所は気候に関連する連携体制構築を担当する。
「ベトナムにおける気候変動適応に政府対応に関するレビュー・調査」に関しては、気候変動適応関連の統括を担当する天然資源環境省(MONRE)の担当者と会合を開催し、ベトナムの気候変動適応に関する今後のスケジュール、他の施策との連携に関してヒアリングを行い、適応分野における支援ニーズおよびギャップについてまとめ、ベトナムにおける気候変動適応計画策定支援に関する提案を行う。
「ベトナムにおける気候変動影響を科学的に算出するための基礎的データの整備状況調査と収集」に関しては、気候変動予測、影響評価を行うために必要である気象データ、地理的データ、社会データ等の収集を行う。特に国立環境研究所は気候に関連するデータ収集を担当する。
外部との連携
本請負課題は、東京大学、茨城大学と国立環境研究所の3機関コンソーシアムによって実施される。コンソーシアムの代表機関は東京大学(国際高等研究所サステイナビリティ学連携研究機構)が担当する。
課題代表者
高橋 潔
- 社会システム領域
- 副領域長
- 博士(工学)
- 土木工学,工学