- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 1818BY004
- 開始/終了年度
- 2018~2018年
- キーワード(日本語)
- 適応,ベトナム,影響評価,気候変動
- キーワード(英語)
- adaptation, Vietnam, impact analyses, climate change
研究概要
「平成29年度ベトナムにおける気候変動影響評価等支援業務」を受けて、ベトナムの気候変動適応計画策定に貢献するものであり、途上国側政府及び研究機関等との協働が可能となるよう、またアジア太平洋地域の適応に関する能力向上のための人材育成、知見共有等を行うことを目的としており、「日本及びベトナム国内における連携体制構築」、「気候変動影響評価のための調査・解析」、「適応に関する政策・事業化支援の検討」、「適応計画、気候変動影響評価に関する人材育成」、「広報活動」を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:行政支援調査・研究
- 従たるもの:
全体計画
本研究は、(1)日本及びベトナム国内における連携体制構築、(2)気候変動影響評価のための調査・解析、(3)適応に関する政策・事業化支援の検討、(4)適応計画、気候変動影響評価に関する人材育成、(5)広報活動、によって構成される。
今年度の研究概要
「日本及びベトナム国内における連携体制構築」に関しては、環境省、関連省庁、JICA、研究機関等において、ベトナムの気象や環境に関して造詣の深い研究者や実務者との連携体制を検討・構築する。ベトナム側においては、気候変動適応関連の統括を担当する、天然資源環境省を始め、関係省庁・部局、教育研究機関、とくに、我が国の支援が現在行われているベトナム国家大学ハノイ校付属日越大学、カントー大学と研究教育面での連携を強め、UNDPや国連大学等の国際機関等との連携ネットワークを構築する。
「気候変動影響評価のための調査・解析」に関しては、ベトナムにおける国または地方における適応計画に資する政策への貢献を目的として、ハイフォン市及びフエ市ならびにその周辺地域等における気候変動による影響のうち代表的なものに関して科学的な解析を行うほか、当該解析結果に対応する適応シナリオを構築し、提案する。また、必要に応じて、ベトナム国内で気候変動の影響に対して脆弱性の高い地域の選定や関連情報の収集等も実施する。
外部との連携
本請負課題は、パシフィックコンサルタンツ株式会社、東京大学、茨城大学、創価大学と国立環境研究所のコンソーシアムによって実施される。コンソーシアムの代表機関はパシフィックコンサルタンツ株式会社が担当する。