- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1620AQ014
- 開始/終了年度
- 2016~2020年
- キーワード(日本語)
- バイオモニタリング,体内動態モデル,曝露モデル,曝露係数ハンドブック,体内曝露量,影響バイオマーカー
- キーワード(英語)
- biomonitoring, pharmacokinetics, exposure model, exposure factor handbook, internal dose, effect biomarker
研究概要
人の環境要因への曝露の定量的測定について、バイオモニタリング、体内動態モデル、曝露モデル等を組み合わせて、総合的に解析する手法を開発する。特に、バイオモニタリングの基盤整備を行う。さらに、曝露係数等の体系化を行い、曝露係数ハンドブックの整備を行う。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
バイオモニタリング:
人及び実験動物の生体試料について、様々な化学物質のターゲット分析及びノンターゲット分析を行うプラットフォームを確立する。特に、自動分注器やオンライン抽出などを駆使し、高感度、ハイスループット分析を目指す。また、影響バイオマーカーについての測定プラットフォームも同時に確立する。
体内動態モデル:
疫学調査や毒性学研究などで、特に注目される化学物質について、人及び実験動物での体内動態モデルの構築を行う。
曝露モデル:
曝露係数ハンドブックの整備を行う。特に、生活圏での化学物質曝露に焦点を絞り、曝露係数の実測及び推計を行う。また、製品使用量調査手法の確立を行う。
今年度の研究概要
ダイオキシン類レセプター活性物質について、バイオモニタリング手法を検討する。
喫煙バイオマーカーの一斉分析法の検討を行う。
難分解性有機汚染物質類の胎盤通過性についてのモデル構築を行う。
外部との連携
島津製作所、慶應義塾大学、成育医療研究センター、群馬大学、名古屋市立大学、東洋大学、東北大学、愛媛大学、千葉大学、米国環境保護庁(US EPA)、米国疾病予防対策センター(CDC)、ドイツ環境庁(UBA)、カロリンスカ研究所