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廃棄物処理処分技術の適合化ならびに高度化に関する研究(令和 4年度)
Advancement of waste treatment and disposal technology and its adaptation to Asia

研究課題コード
2125AW102
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
廃棄物管理技術,アジア,高度化,適合化,実装
キーワード(英語)
Waste Management Engineering,Asia,Upgrading,Adaptaion,Implementation

研究概要

固形廃棄物の収集運搬、中間処理、資源化及び埋立処分並びに液状廃棄物処理の個別技術の高度化またアジアへの適合化を進めるとともに、分散化などの社会の転換を見据えた日本またはアジアにおける技術システムのあり方を示し、それを実装するための住民参加型などの行政手法・政策の効果の検証に着手する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

国内における廃棄物処理処分技術について、廃棄物処理処分施設からの環境汚染物質等の排出挙動や施設の長期的な安全性の評価、廃棄物物流の成因分析とその制御、感染性廃棄物の適正管理、ならびに浄化槽の管理技術システムの確立と脱炭素に向けた研究を行う。
 アジアへの廃棄物処理技術システムの適合化と実装のために、アジア適合型の技術の開発と適合化、地域コミュニティ参加型の協働プロセスの設計、官民連携によるインフラ導入モデルの提案に関する研究と災害廃棄物の適正管理に係る国際支援を行う。

今年度の研究概要

 主に最終処分場における環境汚染物質や温室効果ガスの排出実態の解明を進める。最終処分場物質動態モデルの目的とする廃止期間のより正確な予測を実現するために、モデルの検証に必要な浸出水濃度のモニタリングデータを、一般廃棄物最終処分場を中心に収集しデータベース化する。アジア都市をフィールドする研究については、開発したモデルを用いて機械選別装置の性能向上を検討する技術開発研究に加えて、コミュニティ主導の廃棄物管理による環境改善に係る住民の意識・行動調査と政策評価の研究にも注力する。パンデミック下におけるごみ収集時の感染防止対策立案のため、自治体等における収集作業の実態把握に着手し、事業継続計画の第一案を作成する。浄化槽研究につては、効率的な管理技術システムの確立を進めつつ、東南アジアにおいて性能評価方法の標準化支援を進める。

外部との連携

カセサート大学(タイ)、キングモングット大学(タイ)、麻布大学、日本環境衛生センター、バンドン工科大学(インドネシア)、アジア工科大学(タイ)、日本環境整備教育センター、東洋大学

課題代表者

山田 正人

  • 資源循環領域
    廃棄物処理処分技術研究室
  • 室長(研究)
  • 京都大学博士(工学)
  • 工学,生物工学,化学工学
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担当者