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2017年7月25日

受賞のお知らせ ~
杉本フェロー、清水主任研究員、西澤室長、神特別研究員らが環境賞優良賞を受賞

概要

受賞者氏名: 杉本伸夫 (環境計測研究センター), 松井一郎 (環境計測研究センター), 清水厚 (地域環境研究センター), 西澤智明 (環境計測研究センター), 神慶孝 (環境計測研究センター)
賞の名称:  環境賞 優良賞
授賞機関:  国立環境研究所、日刊工業新聞
受賞年月日: 2017年6月8日
受賞対象:  飛来粒子観測網の構築と予測モデルの開発

賞状を手にする受賞者らの写真
左から 西澤智明 室⻑、杉本伸夫 フェロー、清水厚 主任研究員、神慶孝 特別研究員

ひとこと

 東アジアの20地点に設置したライダーによる黄砂と越境大気汚染粒子のリアルタイム監視ネットワークの構築と予測モデル開発の活動を評価していただきました。今回の受賞は、モデルを開発した九州大学応用力学研究所、ライダーを共同開発した柴田科学株式会社、観測とデータ利用研究を分担された富山環境科学センター、長崎県環境保健研究センター、島根県保健環境科学研究所、日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センターとの共同での受賞です。ライダーネットワークの活動には、今回の受賞者以外にも国内外の多くの方々のご協力をいただいています。この場を借りて御礼申し上げます。

 今年5月の連休明けに、久々に関東地方にまで達する大きな黄砂イベントがありました。ライダーネットワークは順調に稼動し、モデルからも良い予測結果が得られました。しかし、4月の別の黄砂イベントでは、モデル予測がかなり過大で、黄砂現象についてもまだ理解できていない問題があることも実感しました。また、ライダーネットワークの10年間のデータをみると、黄砂、大気汚染粒子ともに経年変化がみられ、その詳細な解析は重要な課題であると思います。今後、ライダーネットワークとモデル研究の活動をより発展的に継続していきたいと考えています。

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