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2018年11月30日

受賞のお知らせ ~
風間 健宏特別研究員が17th World Lake ConferenceのBest presentation awardを受賞

概要

受賞者氏名: 風間 健宏(地域環境研究センター)
賞の名称:  Best presentation award
授賞機関:  17th World Lake Conference
受賞年月日: 2018年10月22日
受賞対象:  Relative importance of physical and biological factors regulating tintinnid populations: a field study with frequent samplings in Sendai Bay, Japan,17th World Lake Conference, Abstracts , 282,2018

ひとこと

ゾウリムシの仲間である有鐘繊毛虫は、プランクトンとして沿岸や河口域に出現します。彼らは赤潮原因藻の有力な捕食者として、また大型動物プランクトンや稚魚の餌として重要視されていますが、その動態が何で制御されているかは明らかではありませんでした。本研究は、河口域の3地点において2日毎に、有鐘繊毛虫と環境要因(水温・塩分・潮位変動)、生物要因(Chl-a濃度や細菌など餌密度・大型動物プランクトン)の観測を1か月間行いました。この研究により、有鐘繊毛虫の群集組成は数日単位で変化すること、優占種7種の現存量の動態は、水温や塩分、潮位変動、エサ生物の量と関係するが、捕食者との関係は見られないことが分かりました。有鐘繊毛虫は様々な形の殻を持っていますが、この殻が被食防御に有効なのかもしれません。今回の受賞を励みとして、より一層研究に精進していきたいと思います。

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