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2022年12月7日

受賞のお知らせ~
有馬 謙一 特別研究員が環境放射能除染学会より技術賞を受賞

概要

受賞者氏名: 有馬 謙一(資源循環領域)
賞の名称:  技術賞
授賞機関:  環境放射能除染学会
受賞年月日: 2022年8月24日
受賞対象:  熱処理と飛灰洗浄を含めた減容化プロセスのマスバランス計算モデルの開発

受賞者の写真

ひとこと

 私は、以前民間のプラントメーカに勤務していましたが、4年前から国環研の資源循環領域で仕事をしています。そのテーマである「焼却残渣などの減容化プロセスのマスバランスと経済性の試算」が今回の受賞の対象となりました。
 放射性物質で汚染された土壌や廃棄物のうち福島県内のものは、福島第一原発の周辺に設置された中間貯蔵施設に搬入されています。その大部分を占める放射能濃度の低い土壌では、再生利用のための検討が進められています。一方、放射能濃度が高いものを含めて再生利用が難しいものは、2045年までに県外最終処分することになっていますが、その処理と処分についてはいくつかの選択肢が考えられます。これらを比較・検討する際には、各々のマスバランスを把握し、処理設備の規模や処分場の大きさを予測し、経済性を試算する必要がありますので、そのための手法の開発に取り組んできました。
 今回の受賞は、多くの関係者の方々からご指導を頂き、情報を提供頂いた賜物だと思っています。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。マスバランスと経済性の試算には未だ不十分な点がありますので、今後さらに精度を向上させ、より有用なものとなるように取り組んでいきたいと思います。

リンク

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